オタクの徒然草

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【今日の映画】『ショーシャンクの空に』と『サウンド・オブ・ミュージック』の共通点

こんにちは、管理人の徒然草です。

今回は名作『ショーシャンクの空に』の感想を『サウンド・オブ・ミュージック』との共通点を交えながらを述べていきます。

 

 

映画情報

タイトル:『ショーシャンクの空に

監督:フランク・ダラボン

公開日:1995年6月3日(日本)

 

あらすじ

刑務所内の人間関係を通して、冤罪によって投獄された有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくヒューマン・ドラマ。

http://ショーシャンクの空に - Wikipedia

 

 

 

感想

ショーシャンクの空に』は挫折と悲しみの話です。無実の主人公は、刑務所の中で何とか生きる術を見つけ成功をしながらも刑務所の中では決して自由になることはない。

なかなかキツイ部分もありますが、最後まで食いついて見てしまいました。

 

前半と後半で別れた構成

前半と後半が明確にわかれていたことが、その理由の一つでしょう。

前半は刑務所の新人の主人公が生きる術を見つけるまで、後半は古参になった主人公が刑務所で生きがいを見つけ、希望に向かって歩いていくまでの話。また、前半はナレーターに徹していたレッドが後半では親友になります。

見える景色や登場人物たちはそのままに、人の立場や人と人との距離感だけで前半と後半に分け緩急をつけています。

 

サウンド・オブ・ミュージック』との共通点

サウンド・オブ・ミュージック』もこの方法に近く、前半と後半に分かれています。また、『サウンド・オブ・ミュージック』は休憩が挟まるのでよりわかりやすいですね。

前半も後半も登場するのは基本的にトラップファミリーとマリア。トラップ家の子どもたちと仲良くなる前半とそこにマリアと大佐との恋とナチスの影を入れる後半。

ショーシャンクの空に』も『サウンド・オブ・ミュージック』も小さな世界の話です。

一方は刑務所、一方は家庭といったどちらも限定された「小さな世界」です。

それぞれ小さな世界を描くために前半と後半で別れた構成をしています。

こうすることで観客に飽きを感じさせない構成をしています。

 

最後に

ショーシャンクの空に』は、『仕事と人生に効く教養としての映画』(2021年)の中で「世界と日本の名作映画111選」の一つとして紹介されています。

Netflixで見ることができるので見てみてはどうでしょうか?(2021.10.17)